自分自身が買い物依存症だということを知らない人もいるのです。
しかし、買い物依存症の人の大多数はたくさん買ったものを目にすると後悔するので、自覚している人も多いようです。
買い物依存症であると理解していても、自分の力では買いたいという欲望を抑えることが困難です。
買い物を抑えたいのに抑えられないと困っている間に、借金をしてしまい、経済的に不安定になる場合も多く見受けられます。
買い物依存症は精神疾患の一つだと考えられているので、病院でのカウンセリングや治療行為も症状を治すのに助けになります。
病院で施せる治療というのは、専門医からのカウンセリングや、同じ症状で苦しんでいる人たちによるミーティングなどがあります。
加えて、専門家によっては効果について色々な意見がありますが、SSRIという抗うつ薬を服用するという治療もあります。
さらに、物の見方や反応の仕方を変化させる認知行動療法と言われる治療が施されることもあるでしょう。
買い物依存症を治すのにかかる期間は普通半年から1年くらいのようです。
しかし、どれだけ治療を継続しても、根本的な悩みが解決されていかないと買い物依存症は完治しません。
いずれの治療法を行なうとしても、買い物依存症の根底にあるストレスの原因を吹き飛ばすことが大事なのです。
買い物依存症の治療を行わずそのままにしておくと、うつやアルコール依存といった病気を招く危険もありますので、そのままにせず医師に相談してください。