買い物依存症と借金問題

買い物依存症で支障が出るのは、単に買い物が好きなので少し買い物の量が多いということだけに留まりません。

いらないものまで見境なく買ってしまうことも困り事ですが、それよりも買い物のお金がない状態なのに買うことを止められないことが何より問題です。

買い物依存症を患っている人は、資金がなくなると人に借りようとしたり、挙げ句の果てにローン会社に頼んでお金を借りるようになります。

そうすると、借金を繰り返す悪循環となり、普段の暮らしにも響くようになります。

生活にも支障をきたすようになる買い物依存症という病気は、社会問題としても深刻なものです。

買い物依存症を患い辛い思いをしている人も少なくなく、世の中の人も関心を寄せているため、買い物依存症がテーマになっている映画もあります。

2009年アメリカにて作られた映画「お買い物中毒な私」は、買い物依存症の女性を主人公にしています。

喜劇的に楽しく作られていますが、買い物依存症によって破産寸前の状態にあるヒロインが危険を自覚し生活をやり直すというお話です。

あくまでこれは映画なので、笑えて泣けるお話として構成されているため、実際に買い物依存症に陥っている人にそのまま当てはまるものではないかもしれません。

でも参考までに、主人公の前向きに立ち直っていこうとする姿を見るのも助けになるかもしれません。この映画そのものは、ソフィ・キンセラが書いた「レベッカのお買い物日記」をもとに作られました。

また、日本でも作家の中村うさぎさんが買い物依存症であったことは広く知られています。

中村うさぎさんの作品の中には、買い物依存症について取り上げた「ショッピングの女王」シリーズがあります。