買い物依存症になってしまう理由としては、主にストレスがあります。
人間関係や仕事の面でうまくいかなかったりなど、現代社会において人はいろいろなストレスにさらされて過ごしています。
そのストレスを発散させるために、たくさんの物を購入してしまう買い物依存症に陥る場合があります。
これまで買い物依存症は、ただ単に金遣いが荒いだけだとされていましたが、現在では日頃の生活で蓄積されたストレスを購買欲求へと変化させている精神疾患であるということが理解されてきました。
買い物依存症というのは必要な物だから買うというわけではなく、買うという行為自体で気持ちが満たされます。
自分に対して要らないものでも、それを購入する、所有するということでストレスを取り除いているのです。 加えて、買い物の間に店員から親切な対応をしてもらうことで気分が満足するというのも、買い物依存症の人にはよくあることです。
お店の人からもらうアドバイスや「とても似合っていますよ」という言葉で褒められた気分がして自分のことを大事にしてくれている、一目置いてくれていると思いたいがゆえに買い物をやめられなくなってしまいます。
買い物をしたときはとても満足感があり、原因になったストレスについてもすっかり忘れています。
でも買い物依存症の人には、たくさんの買い物をしてしまった後に平静になり買い物を悔やむということが多くあるようです。
自分を責めているときは、買い物をしては駄目だ、しないように努力しようと思います。
それでも、また買い物をしたいという思いを押さえ込むことができず、ストレスが増えてくるとまた同じことをしてしまいます。